出産内祝いの知っておきたい風習とマナー

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出産内祝いの知っておきたい風習とマナー


今さら聞けない出産内祝いとは



親族や親しい友人に赤ちゃんが誕生した時、よく耳にする言葉が「出産内祝い」です。出産に限らず内祝いといわれるものには、他にも結婚内祝いや新築内祝い、入学内祝いや就職内祝いといくつかあります。ところが、よく耳にする言葉であるにも関わらず、実際はどういった風習なのか、内祝いで気を付けなければならないことは何か、具体的なマナーを心得ていない人も少なくありません。今さら「出産内祝いって、どういうふうにすればいいの?」と人に聞くことも躊躇われるものです。

おめでたい慶事に際し、お祝いの気持ちがこめられた贈答物に対して行う返礼を内祝いといいます。つまり、親族や友人など周りの方々から頂いたお祝いへのお返しです。ただし、これは現在一般に用いられている内祝いの定義で、元来は少し異なる風習を指す言葉でした。

内祝いという言葉自体は、文字通り「うち」のお祝いという意味ですが、我が家におめでたいことがあれば当然家族は喜びます。しかし、せっかくのおめでたいことを家族だけで喜び合うのではなく、親族や友人、近隣とも分かち合いたいという思いが、日本古来の風習を築いていきました。祝い事の喜びを皆様にお分けして家族とともに喜んで祝ってもらったり、常日頃お世話になっている人達を家に招いて心尽くしの宴を設けてもてなしたりしたことが、日本でもともと行われていた内祝いの風習です。出産内祝いの場合は、設けられた宴の席で誕生した赤ちゃんのお披露目が行われ、子供の名前を熨斗にしたためたり、命名札を添えて贈ったりしたといわれます。現在にも残る出産内祝いの片鱗がうかがえます。



風習としての出産内祝い、マナーとしての出産内祝い



生まれた子供を皆に披露し、家でおもてなしをするという元来の出産内祝いの風習に則れば、お祝いを頂く前に内祝いを配るのも間違いではありません。ところが、時代とともに風習は変化し、現在では頂いたお祝いに対するお返しが一般的な出産内祝いとして定着しています。

内祝いのマナーに頭を悩ます原因は、時代や社会に合わせ少しずつ変化していく風習につれ、礼を失しないためのマナーも徐々に変わっていく点にあります。ごくまれに、昔ながらの風習を知る人がお祝いを頂く前に内祝いを贈り、贈られた人を戸惑わせることがありますが、現在の風習を鑑みればマナーから逸れる行為だと指摘される畏れがあります。

では、現在の出産内祝いのマナーとして、ふさわしいとされる礼儀や作法は果たしてどのようなものなのでしょうか。どういった品物を贈れば良いのか、贈るタイミングはいつが適当なのか、予算はどのように考えれば良いのか、贈ってはいけないとされるタブーの品はあるのかなど、様々なことに頭を悩ませる方もいらっしゃることでしょう。

こうしたいくつかの具体的な問題は、なかなか正しい答えを把握することが難しく、「お祝いしてくれてありがとう」という気持ちが大事とはいえ、基本的な事項を嗜みとして知っておきたいところです。たとえば、贈答品の包装に用いる熨斗は、紅白蝶結びの水引で、上部には「出産内祝い」または「内祝い」の表書き、下部には子供の名前を入れ、読みにくい字の場合はふりがなを振るのが好ましいとされています。



適切な出産内祝いを行うために



出産内祝いにどのようなものを贈れば良いかは、時代によって様々な考え方があり、現在では極めて多様化しています。こうしたものでなければならないという厳密なルールはなく、贈りたい相手によって、相手の家族構成や好みによって、あるいは季節に合わせてふさわしいものを選びます。職場のメンバーなど複数に連名で頂いたお祝いには、コストが少なくなったとしても各人に感謝の気持ちが伝わるお返しを行います。

贈るタイミングは産後およそ1ヶ月から2ヶ月、お宮参りが終わった頃に行うのが目安です。諸事情で遅くなったとしても、生後2ヶ月頃までにはお返しするのが礼儀です。お祝いを頂くタイミングがバラバラであった場合、随時お祝いを頂いてから1ヶ月以内にお返ししていきます。

予算については、贈られた品物や金額の半額返しが基本です。ただし、目上の方から高額なお祝いを頂いた場合には、3分の1程度のお返しが妥当とされています。これは、高額なお祝いに対して相場通りの半額返しでは、相手に却って気を遣わせてしまうためです。肝心なのは金額ではなく感謝の気持ちを伝えることなので、メッセージを添えるなどして、より感謝の意をこめる心配りを忘れないで下さい。頂いた品物の金額が不明な場合は、相手に気を遣わせないよう数千円程度のお返しか、お礼状のみでも構わないとされています。

出産内祝いにタブーの品はあるのかどうか、気になるところですが、これも時代とともに自由な発想となり、あまり神経質に考える必要はなくなりました。以前の風習では、「縁を断ち切る」という意味でふさわしくないといわれた刃物も、現在では、地域によっては「未来を切り開く」と捉え歓迎されるケースもあります。住んでいる地域の風習や環境に応じ、実家の両親に確かめるなどして品物を選びましょう。もっとも、下着や靴下を目上の人に贈るのは失礼とされているので要注意です。

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